栄光あるわぐま部の現実

こんばんうっひー!!
私、気になります!
いつも好奇心旺盛な熊です。


いやいや、古典どころか最近の中学生は驚くほど本を読みません。
これをどうすれば読むようになるかというのは、実は想像以上に難解すぎる問題です。
中学生にもなると勉強や部活が忙しくて読む時間がないという言い訳は耳にタコが出来るほど聞く訳です。確かに実際問題その通りかもしれないんだけど。
でも、時間がないから出来ないと言う人ほど、時間があってもやらないんですよね。困ったことに。


とは言っても、やはりこれは小学生やもっと小さい頃から親や先生がきちんとした読書指導をしていないと、大きくなった時に急にやろうとしても、本当はどうしようもないんですよね。
やはり、小さい頃からの習慣というのは物凄く大事なもの。
だから、不可能とは・・・言えません(苦笑)
仕事だからというのもあるし、仕事でなくても個人的にも良い作品を読ませたいしw


よく現状を知らない先生が取る駄目な手は、名作、推薦図書を無理矢理読ませることです。
いや、そもそもそれを読める力がない、名作にまったく興味がないから読まないというのにw
そんな子が、赤毛のアンやハックル・ベリーの冒険をどうして読むかよと(苦笑)
やっぱ、現状を知りつつ、相手にあった策を練らないと無駄に終わります。
もちろん名作を読ませたい気持ちは分かるのですが。まずそのレベルに押し上げないと。


ということで、自分が取った手はありがちとも言えますが、映画化、ドラマ化、アニメ化で話題になっている本やヤングアダルト層に人気のある作品を入れるということです。
もちろん、内容によっては学校では受け入れられないという問題もありますが(苦笑)
でも、効果は抜群でしたよ。やはりライトノベルケータイ小説、漫画の小説版は凄い人気です。ケータイ小説は自分は入れたくなかったんですけど(苦笑)
逆に、ストロベリーナイト天地明察神様のカルテなどの一般小説は、いくら内容は素晴らしく面白い作品だとしても・・・まず手に取ってくれません…orz
だから、良い作品を置く、薦めるだけでは駄目なんですよね。
例えば、山田悠介さんの作品は物凄く支持がありますw
これは、本好きからは否定される、あんなものと言われる作品ですが。ベテランの司書さんなんかは、中学校に入れるものではないと言っていた方もいましたw読みたかったら個人で買ってくれって。
もっともな意見ではあるけど、自分は固すぎると思います。
愛理ちゃんも山田さんの本は愛読書と言っていて、その時は愕然としたものですが(苦笑)
いや、若い子に支持される、読みたいと言われている作品は、自分はくだらないと思っていても入れるべきなんですよ。でないと、一体誰の為の図書館だよと。
求められるものはやはりそこにあってしかるべきと。


まぁ、その境界線が難しいんですけど。
でも、非常にありがたい作品が今は話題になってくれました。
それは、どん!!

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)

そう、アニメも話題の米澤穂信さんの『氷菓』シリーズです。
アニメで話題、カバーもアニメ風、でも内容は一般小説とw
これはありがたいですよね。これなら堂々と入れられますw
読んでくれるかは微妙かもしれないけど。てことで、結果はどうなることやら。


でも・・・これを読んでいると、大人から萌え系ですか?先生そんな本読むんですか?ラノベですか?
とか色々言われるんですけど…orz
外はこうでも、有名小説家が書いた真面目な一般小説だよと!
今は書店に行ったら大抵どこでも大きくコーナー作っているのに、おまえらが情弱なんだよ!!
本を読まないだけだろ!それだから、生徒も読まないんだよ!!
と、声を大にして言いたいんだけど(苦笑)