昨日の読書
無事に2冊共読了しました。
このお二方の作品は非常に読みやすく理解しやすいから助かりますw
その上面白いんだから、自然に早く読み終わると。
本来小説とはこうあって欲しいものですが。
非常に読みにくい、理解しにくい作品もよくありますが、難解に言葉遊びして文学風に書けばいいってもんじゃあないですからね。誰が読んでも読みやすいっていう作品こそ珠玉だと思います。
それは学術書、論文とかマンガとかブログとかもそうですけどw
本来は誰が見てもわかりやすく書くということこそ一番難しいんですよね。
自分はそれを仕事で子供に解説する時に嫌と言うほど思い知りましたw普段使っている普通の言葉もわからないから、それを何かもっと分かりやすい言葉を探して言い換えないといけないんですけど、これが難しすぎるw
で、感想。
京極夏彦「死ねばいいのに」
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/05/15
- メディア: 単行本
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まさか京極氏がこういう作品を書くとはとw
おそらく今までとまるで違う方向性を狙って書いたのか?
京極氏というと京極堂シリーズか時代物だっただけに、やられたw「ルー=ガルー 忌避すべき狼」もそういう感じだったけど。あれよりも面白いなw
これはファンには見る価値ありです。
ラストがちょっとしっくりこなかったけど(苦笑)
- 作者: 湊かなえ
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2010/06/02
- メディア: 単行本
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それだけに過去の作品が好きな人は無条件で読む価値アリ。
あいかわらずうまい作品書くなぁと。
2つの家族の視点を章ごとに順繰りに話は進んでいきますが、その対比が面白い。
ただ、いつもの湊作品と比べると、こちらもラストがしっくりこなかったのが残念。
それでも充分面白かったけど。
やっぱ、このお二人の作品は外せないなと。
新作が出版されたら必ずすべて読む作者さんに認定していますw
で、さっそく返却して次の2冊を借りてきたから、今日も読書。
大きな賞の受賞作品だけに期待しています!