底辺を極める

先日発売された「神のみぞ知るセカイ」の8巻の裏帯が泣けると椎名先生のつぶやきで聞き、すごい気になって書店まで見にいったけど・・・リアルに書店で泣きそうになったよ…orz
これは・・・すごいよねw


そう言われれば繋がってなかったけど、若木民喜さんってあの数年前貯金1万切ったとか、この作品にかけてる、単行本の印税早く入らないと終わるとか一時期話題になっていたw「アルバトロス」連載していたあの人だったのか!!
残念ながらありきたりな内容であまり面白くも無かった作品だったけど、そのまんま無残に終わってどうなったのかと思ってたけどw
いや、「神のみぞ知るセカイ」は最初から物凄く面白くて、自分は最初から高く評価していたけど、絵柄とか覚えて無かったし、最近までまるで繋がってなかったよww
すごい大逆転じゃん!!ついにアニメ化まで決まったし。これで今後はもう安心だよねww


でも、思っていたよりも今まで苦労していたんだなぁ〜。ここ数年自分も人のこと言えないんで、リアルに共感できるわ(苦笑)
神セカって主人公、リアルにそのまんま自分なんかは共感出来るんだけどww自分も去年まではリアルなんかクソゲーだと思ってたよ(爆)
でも、このギャルゲーの神・桂木桂馬って作者がモデルだったのかwwwそれなら物凄く自分と気が合いそうだよw
いや、これを知って同じ底辺住人としてwさらに応援したくなったなぁ。


そう思っていたら、偶然さっき作者のツイッター見つけたんだけど、その書いている内容を見てさらに泣きそうになったよ…orz


一部抜粋すると。

「すごいマンガを描きたいなあ」と思ってるうちはロクなマンガが描けず、「すごいマンガを描きたいなあ、とボクは思っているんです」というマンガを描き始めたら、色々なことが表現できるようになってきた。このパラダイムシフトがのたれ死に危機を迎えるまでできなかった。


自分に価値があると気づかないと価値観の固まりであるマンガは描けません・・・。自分に何か価値がないか探してるうちに20代とまっとうな生活失いました。


まじで、20代のボクのマンガ、輝きないですから・・・。


今、輝いているかどうかはわかりませんが、結局とっかかりは自己肯定ですね・・・。偉く単純化された言葉ですけど・・・。


自分を深く知り、それを様々な既存の形式を使って表現する・・・これは連載作家なら誰でも自然にできていることですが、僕の場合は非常に時間がかかった。10年以上。


「お前は古い」とか「お前の考えていることはありきたりだ」と言われその度にゼロになって失踪してたけど、「僕の考えてることはありきたりです」「僕は古い人間です」「そして、僕には価値があります」というところまで戻ってきたら、ナンか知らないけど「面白い」と言われ始めた。


いや・・・やっぱり苦労した人の言葉には重みがあるよね・・・
自分もこういうこと言える人間になりたい(苦笑)人の胸に響くようなことが言えるw
でも、苦労すればしただけちょっとはマシな考え方出来るようになったというか、人に優しく出来るようになったというかwそれは手前味噌だけど思う。
このブログ始めた頃のやさぐれてた自分とか今見るとほんっとちっちゃい人間に思えるし(爆苦笑)
そういう意味では昔の苦労と去年の運の良さ、職場の恵まれ加減はいい感じの触媒になったよw


まぁ、だからこそ学生とか若い子見ると、より子供に見えるようになったけどww話聞くたびに説教したくなっちゃうwしても聞いてくれないし嫌われるだけなんだけどねw
年を経るか、苦労するしかないんだろうね〜。わかるようになるには。
そういう意味ではずっと恵まれた環境にいて大きくなった人なんて、子供のまま大人になりそうで怖いよね〜w例えれば今は鳩山さんみたいな人?www新卒で公務員になった人なんか危ないと思う。
一緒に仕事するようになって、自分より遙かに上の年齢でいい学歴もあるのに、なんて駄目なんだとびっくりしたもんwww


古くさい格言だけど、『若い頃の苦労は買ってでもしろ』って聞いて、まさに若い頃は誰が買ってまで苦労するかよ、楽に行けるんなら楽な方がいいじゃん、とか思ってたけど、今ならすごいその通りの言葉に思えるようになった。まぁ、結局こういうのは後になってわかることなのかもしれないけどw
それに、もっと苦労した人、自分より年上な人から見たら、まだまだ自分なんか全然駄目かもしれないしw
そう考えたら、苦労のしがいもあるよねww
ほんっとマジ頑張らないと…orz



でも、「アルバトロス」の時にこの作品を高く評価していたBoazさんはさすがだといまさら思ったよ!!