今日は文化的に

文化と英国と熊井ちゃんとお鈴が似合う男、ジェントルマンツキノわぐまです!こんばんうっひー!!
いや、前フリとかじゃあなくて本気の発言ですからね!!
やれやれとかまったくもっていらないですよ。



最近やや引かれそうな更新が続いたからではないのですが、今日は本来の文化的な更新でもw
みなさんお待ちかねでしょうしw



ということで、大分芸術会館で現在開催中の『首藤コレクション』展に先日行ってきました。
地元で有名な方ですし、これに行かないわけには行きません!
全国的にはどうなんでしょうね?新聞やニュースで出ていないかなぁ?
その時歴史が動いたなどで取り上げられてもおかしくはない方なんですよ。


というのは、首藤定氏は旧満州の大連で商工会議所の会頭に就任されていた方ですが、時は第二次大戦、末期に火事場泥棒的に大連に侵攻してきたソ連
その時、多くの日本人難民を救う為に、自慢の美術品コレクションをほぼすべてソ連に献上して穀物に変えた偉人です。


現在なら莫大な金額になる美術コレクション、その金額とか以前に自分が今まで苦労して集めてきた珠玉のコレクションをわずかな穀物に変えるとか普通出来ないですからね。ご本人もさぞかし無念だったと思います。でもそのお陰で多くの日本人が助かったのは事実です。


それが結局ソ連ではその価値を理解できずに、長い間このコレクションのことは忘れ去られて、どこにあるかも分からなかったのに、数多くの方の地道な運動の結果発見、そしてようやく地元で展示会の開催の運びとなったのです。
返還運動も続いていますが、さすがにこれは難しいだろうな〜。一部は日本に帰ってきてはいるんですがね〜。戦時中のどさくさだったんだから、素直に返還すればいいのにって思いますけどw
まぁ、今回の里帰りもロシア国立東洋美術館の好意からも実現したんですから、そう悪く言えないですw


ちょうどあの時期は今では到底お目にかかれないような素晴らしい品々をまだ集めることが可能だった時代。しかも、首藤氏は精力的に集めていて、眼力も持ち合わせていたので、凄いコレクションだったようです。


横山大観や田能村竹田、速水御舟川合玉堂、福田平八郎などの名画・掛け軸、葛飾北斎、歌川豊廣、喜多川歌麿の浮世絵、そして日本中国の陶磁器と幅広く名品が展示されていました。



自分の目当てはもちろん陶磁器なんですがw
いや、びっくりした!
明・清時代の官窯品から龍泉窯の青磁、唐三彩、そして柿右衛門様式に九谷とよだれが出そうな作品が揃っていました。
これでまだほんの一部なんだろうから、驚きですよ。
分かり易く言うと、1つが数千万するくらいの品が多数あるとww1つ欲しい!!


趣味がない人はまったく知らないようですが、我が地元の偉人ですからね〜。市民はこんな機会はそうないんだから行ったらいいのに。
入場者は予定よりもかなり下回っているようで、残念です。
この返還運動に昔から尽力している地元の郷土家の方と自分は知り合いですから、あまり他人事じゃあないんですよね。その方が書いた首藤コレクションの著書が館で売っててびっくりしましたがw


今週末で終わりですから、まだ行ってない大分県民の方は足を運んではどうでしょうか?
ギーズくんとかドラリオンで遠征してる場合じゃあないですよwwwちくしょ〜(ノ∀`)