比べちゃあ駄目なんだけど

こんばんうっひー!!
今、田舎から帰ってきた帰宅熊です。
今日は祖母孝行をしてきましたw


いつも重なる時は重なってしまうのですがw
またまた、一度に読みたかった本が手に入ってしまい、一気に5冊も!
嬉しいけど、5冊はキツいな。
でも、たまたま手に入ったものは仕方ないとは言え・・・かみ合わせが悪すぎたw
それらは



重松清さんの『十字架』
ピエタ

ピエタ

大島真寿美さんの『ピエタ
王様ゲーム 滅亡6.11

王様ゲーム 滅亡6.11

金沢伸明さんの『王様ゲーム 滅亡6.11』
PK

PK

伊坂幸太郎さんの『PK』
そして、先日買った米澤穂信さんの古典部シリーズ『遠まわりする雛
の5冊。
これを見ただけで、読書好きな人はピンとくると思いますが。


伊坂幸太郎さんというとセンスある言葉回しの天才!!
見事な比喩表現にはいつ読んでも舌を巻きます。
この道の天才というと、西尾維新さんも思い浮かびますが。
個人的には伊坂さんに軍配が上がると思っていますw
そして、相変わらずに見事な伏線の数々と、最後の畳みかける回収。
米澤さんも、同じく言葉回しにはセンスがあります。
さらに、心に沈み込んでくる素晴らしい感動の作品と言うと重松さん。
というか、PKの1章ラストでちょっと涙ぐんだから、そこは伊坂さんも負けじ。


いや、ほんっと比べるのは悪いとは思うのですが。組み合わせが悪かったとしか・・・
これらを読みながら、同時に王様ゲームを読むと・・・
なんでわざわざこれを選ぶかな?というか、こういう比喩使うかな?
イラっとくるというか、冷笑するというか。
素人の方がもっとうまく選べる。てか、素人より出来なさそう。
そして、本人はここは感動シーンとして書いているんだろうけど、まるで言葉に重みがない。
あまりにも薄っぺらすぎて、しらけるのも馬鹿馬鹿しいくらい・・・
決して悪くは無いとは思うんですよwこうは書いても。
読むのが苦しいというのは無くて、やはり先は気になってどんどん読んでいるしw
でも、これを上の他の作品と同列には並べたく無い。まったくの別物。


う〜ん、若者に人気なのはまぁいいことだし、読みたいという子には読ませたい。
でも、個人的にはこれだけを読んで欲しくは無い。
他の素晴らしい作品も読みつつ、読むんならいいけど。
そうもいかないというのは、現場に居れば分かってしまうのがなんとも。

この作品は昔から推している子が2人も主役に抜擢されているから、ほんっと悪くは言いたくないんだけど(苦笑)
やはり本読みとしては、一言言いたくなってしまうw
はっきり言うと、読み終わっても何も残らない作品だからなぁ。